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💡 この記事を読んでほしい人
この記事は「mineoへの乗り換えを考えているけれど、いつ申し込むのが得なのか分からない人」に向けて書きました。mineoは2026年10月1日に手数料を改定します。値上げされる項目と、逆に無料になる項目が混ざっているため、SIMカードで契約するか、eSIMで契約するかによって「急いだほうがいい度合い」が変わります。まずそこを計算し、そのうえで長距離通勤者のプラン選びと、乗り換え手続きの実務を整理します。
私は長距離通勤の通信費を見直して、mineoの50GBコースを15GBに落としました。その判断の根拠は別の記事に書いたとおりで、必要だったのは高速ギガの量ではなく「使い放題が付くかどうか」でした。
その手続きをしている最中に、mineoから1通のお知らせが届きました。2026年10月1日から、各種事務手数料を改定しますという内容です。
すでに契約している私にはあまり関係のない話でした。ただ、これから乗り換える人にとっては初期費用が変わる話です。そして中身をよく読むと、単純に「9月中に急げ」とは言えない内容でした。値上げされるものと、無料になるものが混ざっているからです。
まず、そこから整理します。

🧮 結論|eSIMかSIMカードかで、急ぐべきかが逆になる

先に結論を書きます。mineoの初期費用は「契約事務手数料」と「SIMの発行料」の合計です。この2つが10月1日に、それぞれ逆方向に動きます。

実際に合計して並べると、こうなります。

申し込み方法 2026年9月30日まで 2026年10月1日から 差額
SIMカードで契約 3,740円 4,290円 550円の値上げ
eSIMで契約 3,740円 3,850円 110円の値上げ

内訳はこうです。SIMカードの場合は「契約事務手数料3,300円+SIMカード発行料440円」で3,740円。10月からは事務手数料だけが3,850円に上がり、発行料440円は据え置きなので4,290円になります。

eSIMの場合も9月中は「3,300円+eSIMプロファイル発行料440円」で同じ3,740円です。ところが10月からは、eSIMプロファイル発行料が440円から0円になります。事務手数料の値上げ分550円のうち、440円が相殺されるわけです。差し引き110円。

📌 つまりこういうことです
SIMカードで契約するつもりなら、9月中に申し込むと550円得します。
eSIMで契約するつもりなら、急いでも110円しか変わりません。

110円のために、端末の対応確認や本人確認の準備を駆け足で済ませるのは、私は割に合わないと思います。落ち着いて10月に申し込んでいいレベルの差です。

この記事を書いている時点で、改定まで残り10日を切っています。「値上げ前に急げ」という情報はこれから増えると思いますが、自分がどちらで契約するのかによって、急ぐ意味はまったく違います。

📋 10月1日に何が変わるのか

改定の対象は4項目です。公式のお知らせに記載されている内容を、そのまま表にします。

項目 変更前 変更後
契約事務手数料3,300円3,850円
変更事務手数料3,300円3,850円
SIMカード再発行事務手数料2,200円2,750円
eSIMプロファイル発行料440円0円

適用されるのは2026年10月1日以降の申し込み分からです。9月中に申し込みが完了していれば、改定前の金額が適用されます。

なおSIMカード発行料の440円は変更されません。ここが今回のポイントで、「SIMカード発行料」と「eSIMプロファイル発行料」は別物です。無料になるのはeSIMのほうだけです。

ついでに書いておくと、すでにmineoを使っている人にとっては「変更事務手数料」の値上げのほうが現実的な話かもしれません。Aプラン・Dプラン・Sプランの間でプランを変更したり、シングルタイプからデュアルタイプに変えたりすると発生する手数料です。

ただしデータ容量や速度のコース変更(同じプラン・タイプ内)に、変更事務手数料はかかりません。私が50GBから15GBに落としたのはこれに当たるので、手数料は発生していません。容量を見直すだけなら、改定を気にする必要はないということです。

🚃 通勤者のプラン選び|マイピタか、マイそくか

手数料の話が片付いたので、本題に移ります。長距離通勤者がmineoを選ぶとき、最初に決めるのは「マイピタ」か「マイそく」かです。

この2つは性格がまったく違います。

📦 マイピタ(容量で選ぶ)
毎月のデータ容量を決めて契約する、一般的なタイプです。3GB/7GB/15GB/30GB/50GBの5コース。15GB以上のコースなら「パケット放題 3Mbps」が無料で付くので、容量を使い切ったあとも最大3Mbpsで使い放題になります。
⚡ マイそく(速度で選ぶ)
容量の概念がなく、最初から使い放題。その代わり最大速度が固定され、平日12時台は最大32kbpsに制限されます。プレミアム(最大5Mbps)2,200円、スタンダード(最大1.5Mbps)990円、ライト(最大300kbps)660円、スーパーライト(最大32kbps)250円の4段階です。

月額だけを並べると、マイそく スタンダードの990円は明らかに安く見えます。マイピタ15GB(デュアルタイプ)が1,958円なので、およそ半額です。

ただし、この2つを月額だけで比べるのは危険です。平日12時台が最大32kbpsになるという条件が、人によっては致命的だからです。32kbpsというのは、LINEのテキストがようやく届く程度の速度です。地図も開けません。

❓ 判断の分かれ目はここです
平日の12時台に、スマホでデータ通信をしますか?

昼休みにニュースを読む、動画を見る、地図を開く、店を調べる。これらを日常的にやっているなら、マイそくは向きません。
逆に、昼はほぼスマホを触らない、あるいは職場のWi-Fiがあるという人にとっては、12時台の制限は存在しないのと同じです。

ここで通勤時間帯を思い出してください。朝の通勤も、夜の帰宅も、12時台ではありません。 通勤中の利用に限って言えば、マイそくの制限時間帯とは完全に外れています。

つまり「通勤中にスマホを使い倒すが、昼休みはほとんど使わない」という人にとって、マイそくはかなり相性がいいということです。往復2時間をポッドキャストや音楽、標準画質の動画で埋めても、容量を気にする必要がありません。

⚡ マイそくが向いている通勤者、向いていない通勤者

マイそくの4段階のうち、通勤者が現実的に選ぶことになるのはスタンダード(最大1.5Mbps・990円)だと思います。ライトの300kbpsは音楽ストリーミングでも厳しく、プレミアムの2,200円まで出すならマイピタ15GBとあまり変わらないからです。

では1.5Mbpsで通勤中に何ができるのか。私はパケット放題の3Mbpsを使っているので、その半分の速度という前提で整理します。

用途 最大1.5Mbpsでの現実
音楽ストリーミング問題なし。標準音質なら余裕があります
ポッドキャスト・radiko問題なし
動画(標準画質・360p〜480p)おおむね再生できます。混雑時は読み込みを待つことがあります
動画(高画質・720p以上)厳しい。止まりながらの再生になります
SNS・ニュース閲覧テキスト中心なら快適。画像の多いタイムラインは少し待ちます
電子書籍のダウンロード乗車前にWi-Fiで落としておくのが無難です
アプリの更新・大容量ダウンロード向きません。自宅のWi-Fiで済ませる前提になります

整理すると、「流しっぱなしにするもの」は1.5Mbpsで足ります。「まとめて落とすもの」は向きません。通勤中の使い方が音楽・ポッドキャスト・標準画質の動画・SNSに寄っている人なら、990円で使い放題になる価値は大きいはずです。

✅ マイそく スタンダードが向いている人
・通勤中に音楽や動画を長時間流す
・平日の昼休みはスマホをあまり触らない、または職場にWi-Fiがある
・毎月の容量オーバーとチャージ購入を繰り返している
・高画質での動画視聴にこだわらない
⚠️ 向いていない人
・昼休みにスマホで調べ物や動画視聴をする
・外出先で地図アプリを使う機会が多い(12時台にかかると厳しい)
・仕事で日中に安定した通信が必要
・テザリングでPCを常用している

正直に書いておくと、私自身はマイそくではなくマイピタを選んでいます。昼休みに調べ物をする習慣があるので、12時台の32kbpsが受け入れられませんでした。ここは生活パターンの問題で、優劣ではありません。

逆に言えば、昼にスマホを使わない人がマイピタの大容量コースを契約しているとしたら、それはかなりもったいないということになります。私が50GBを払い続けていたのと同じ構図です。

▼ 料金プランの確認・申し込みはmineo公式サイトへ

mineo(マイネオ)

📝 乗り換えの手順|予約番号はもう要らない場合がある

プランが決まったら手続きです。以前は「MNP予約番号を取得してから申し込む」のが当たり前でしたが、今はそのステップを飛ばせる場合があります。

mineoの申し込みガイドには、こう書かれています。

🔑 MNPワンストップ
MNPワンストップ対象の携帯電話会社から乗り換える場合、MNP予約番号の取得が不要になります。転出元に連絡することなく、mineoの申し込み画面だけで手続きが完結します。

※対象となる携帯電話会社は変わることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の対象事業者をご確認ください。

予約番号方式には「取得から15日以内に手続きを終える」という期限があり、うっかり失効させる人が一定数いました。ワンストップが使えるなら、その心配がなくなります。

全体の流れはこうなります。

STEP やること 注意点
1 端末がmineo対応か確認 eSIMを使うなら、eSIM対応端末であることも確認します
2 プラン・コース・オプションを決める Aプラン(au回線)/Dプラン(ドコモ回線)/Sプラン(ソフトバンク回線)から選びます
3 MNP予約番号を取得(必要な場合のみ) ワンストップ対象なら不要です
4 Webで申し込み・本人確認 eSIMで音声通話を使う場合は本人確認の方法が限定されます(後述)
5 MNP転入切替 マイページから実施。完了まで約30分かかります
6 ネットワーク設定(APN設定) この設定が終わるまでデータ通信はできません

eSIMを選ぶと、SIMカードの到着を待つ必要がないため最短1日で使い始められます。SIMカードの場合は郵送を待つことになります。

⚠️ eSIMを選ぶ前に確認しておくこと
・Sプラン(ソフトバンク回線)ではeSIMを利用できません。
・Dプラン(ドコモ回線)で利用する場合、端末のEIDが必要です。
・eSIMで音声通話・SMSを使う場合、公的個人認証(マイナンバーカード)またはICチップ読み取りによる本人確認が必要です。ICチップ読み取りに使えるのは運転免許証・在留カード・特別永住者証明書に限られます。
・端末を機種変更したり初期化したりすると、eSIMプロファイルの再発行が必要になります(再発行にも発行料がかかります。10月以降は0円)。

この本人確認の条件は見落としがちです。健康保険証や住民票では通りません。 マイナンバーカードか運転免許証を手元に用意してから申し込みを始めてください。

🚇 通勤電車の中で開通作業をやってはいけない

ここからは、通勤者向けに書いておきたい話です。

乗り換え手続きは思い立ったときにやりたくなります。往復2時間の通勤時間は、スマホで手続きを進めるのにちょうどいい空き時間に見えます。ですが、開通作業だけは電車の中でやらないほうがいいです。

理由は3つあります。

🚨 電車内で開通作業が詰む理由
① eSIMの開通にはインターネット環境が必要
mineoの公式サイトには「eSIMの開通には、Wi-Fiなどのインターネット環境が必要となります」と明記されています。ところが回線を切り替えた直後は、旧回線が使えず、新回線もまだ設定が終わっていない状態になります。その状態でプロファイルを落とそうとすると、手段がありません。

② MNP転入切替に約30分かかる
ボタンを押して即完了ではありません。約30分かかります。乗車時間がそれより短ければ、作業の途中で降りることになります。

③ 電波が不安定
トンネル、地下区間、駅間の混雑。通信が切れやすい環境で、通信の切り替え作業をするのは分が悪すぎます。

特に①は深刻です。旧回線が切れたあとにWi-Fiがない場所にいると、そこから先に進めなくなります。 自宅に帰るまで、スマホが通信できない状態で過ごすことになります。

なお回線切替が完了するまでは転出元の回線が使えるので、「切り替えを実行する前」の段階まではどこで進めても構いません。危ないのは切替を実行したあとの30分と、そのあとのネットワーク設定です。

✅ 現実的な段取り
・端末の対応確認、プラン選び、申し込み → 通勤中でもOK
・本人確認の書類撮影・ICチップ読み取り → 手元が安定する場所で
・MNP転入切替・eSIMプロファイル設定・APN設定 → 自宅のWi-Fi環境で、時間に余裕のある休日に

出勤前の朝にやるのもおすすめしません。30分かかるうえ、失敗したときに立て直す時間がありません。

これは格安SIM全般に言えることですが、通勤時間が長い人ほど「移動中に済ませたい」という誘惑が強くなるので、あえて強調しておきます。

🚨 正直に書いておく注意点

最後に、申し込む前に知っておいたほうがいいことを挙げます。

① 3日間で10GBを超えると速度制限がかかります

これはマイピタのパケット放題にも、マイそくにも共通する条件です。混雑回避のための制限で、3日間の通信量が10GBを超えると、翌日は最大200kbpsに制限されます。

実は私も、これに引っかかったことがあります。パケット放題の3Mbpsを付けた直後、「使い放題になった」と思って動画を流し続けていたら、数日後に制限開始の通知が届きました。使い放題とはいえ、無制限ではありません。 制限は解除されますが、その日の通勤はかなり不便になります。

② マイそくは通信最適化の適用が必須です

マイそくを契約する場合、通信最適化(画像や動画のデータを圧縮する処理)の適用が必須条件になっています。画質にこだわる人は、この点を踏まえて判断してください。

③ 平日12時台の制限は毎日来ます

月曜から金曜まで、毎日です。「たまに不便」ではなく「平日は必ずその時間だけ止まる」と考えてください。プレミアムだけは最大200kbpsで、他のコースの32kbpsよりはましですが、快適とは言えません。なお音声通話は制限時間中も問題なく使えます。

④ マイそく スーパーライトは新規申し込み時しか選べません

他のコースから変更することはできない仕様です。250円という価格に惹かれる場合は、最初の申し込みで選ぶ必要があります。

⑤ 解約時の費用はかかりません

これは安心材料です。mineoは解約手数料もMNP転出手数料も無料です。合わなければ出ていけるので、初期費用さえ納得できるなら試しやすい会社だと思います。

📝 まとめ|急ぐ理由がある人と、ない人がいる

10月1日の手数料改定は、値上げと無料化が混ざった改定でした。だから「9月中に急げ」が当てはまる人と、当てはまらない人がいます。

SIMカードで契約するなら、9月中に申し込めば550円得します。郵送を待つ時間も考えると、動くなら早いほうがいいでしょう。

eSIMで契約するなら、差は110円です。端末の対応確認や本人確認の準備を急いで済ませるより、落ち着いて手続きしたほうが結果的に安全だと思います。

そしてプラン選びのほうは、手数料より桁がひとつ大きい話です。マイピタ15GBとマイそく スタンダードの差は月額968円、年間では11,616円になります。初期費用の550円を気にするより、こちらを正しく選ぶほうがはるかに効きます。

判断の基準は「平日の昼にスマホを使うかどうか」でした。通勤中にどれだけ使っても、マイそくの制限時間帯とは重なりません。昼を使わない通勤者にとって、990円で使い放題という選択肢は検討する価値があります。

🏆 この記事の要点
① 10月1日から契約事務手数料が3,300円→3,850円に値上げ。一方でeSIMプロファイル発行料は440円→0円
② 初期費用の差は、SIMカードなら550円、eSIMなら110円。急ぐ意味が違う
③ 容量・速度のコース変更(同一プラン内)に変更事務手数料はかからない
④ 通勤時間帯はマイそくの制限時間(平日12時台)と重ならない
⑤ マイそく スタンダードは990円で使い放題。最大1.5Mbpsは音楽・標準画質動画なら実用範囲
⑥ 昼休みにスマホを使う人にはマイそくは向かない。私自身はマイピタを選んでいる
⑦ MNPワンストップ対象なら予約番号の取得は不要
⑧ eSIMはSプランでは利用不可。音声通話ありならマイナンバーカードか免許証での本人確認が必要
⑨ 開通作業は電車内でやらない。Wi-Fi環境で、時間に余裕のあるときに
⑩ 3日で10GBを超えると翌日は最大200kbps。使い放題=無制限ではない

通信費は、一度見直せば毎月ずっと効き続ける固定費です。定期代のように自分で下げにくいものと違って、ここは判断ひとつで変えられます。

▼ 料金プランの確認・申し込みはmineo公式サイトへ

mineo(マイネオ)
※ 料金・手数料・サービス内容は2026年9月時点のmineo公式サイトおよび公式のお知らせの記載にもとづきます。内容は改定される場合がありますので、申込前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
※ 記載の金額はすべて税込です。月額基本料金にはかけ放題などの有料オプション料金、ユニバーサルサービス料等は含みません。
※ 初期費用の合計は「契約事務手数料+SIMカード発行料(またはeSIMプロファイル発行料)」で算出しています。キャンペーン、紹介制度、エントリーコード等の適用により契約事務手数料が無料になる場合があります。
※ MNPワンストップの対象事業者は変更される場合があります。最新の対象事業者は公式サイトでご確認ください。
※ 通信速度はベストエフォート方式による提供で、実測値は利用環境・時間帯・端末によって大きく変動します。本記事に記載した速度ごとの使用感は、筆者がパケット放題 3Mbpsを利用した経験にもとづく目安です。
※ 本記事の筆者はmineoのAプラン デュアルタイプ(マイピタ)を利用しており、マイそくの利用経験はありません。マイそくに関する記述は公式の仕様にもとづく整理です。